ホシゾラのじかん 

ヨガで心身を調和し 自分らしく過ごすお手伝い。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

治療の記録②


『枇杷の葉温灸をしています』

見てくださったどなたかの、いつかの何かの足しになればいいと思って書きます。

抗がん剤治療が2クール目になりました。
抜ける抜けると聞いていた頭髪も、産毛のような短い毛がフワフワと地肌をそよがす程度となりました。
もともと出家したい気持ちもありましたから、頭髪が無くなるに関してはなんの抵抗もなく、むしろサッパリした清々しい気分でおります。

顔を洗うついでに頭までつるりと洗え、そのあとはタオルで拭くだけで、なんとも爽快なヘアスタイルです。

けれども、慣れない地肌をどこかにぶつけないように家では綿の帽子で頭を保護して過ごしています。
(抗がん剤中は、普通の状態より肌が弱くなるそうです。
また白血球が減るので怪我をすると治りづらく感染してしまうので、怪我には気をつけます)

また、会った方がビックリしないように外出時はカツラをつけることにしました。

カツラも今色々なものがありますね。
きっと、生まれながらにしてカツラが必要な方もいると思います。
着けていても自然になじむカツラ、あります。
きっとわたしもカツラと言わなければわからないでしょう。
高価なカツラは購入できませんが、手頃で自分にぴったりなものが見つかりました。
しばらくはカツラ(なぎ子さん、と名付けました)にお世話になろうと思います。

もともと毛量が多い質でしたから、抜けるさまも圧巻です。3日間ほどで山盛りの髪が抜け落ち、お風呂の排水口が詰まるほどでした。抜け落ちた髪は、子供と一緒にたのしく袋に集め、記念品となりました。
(抜ける時期は、髪の毛を短くしておくと抜けた髪をお掃除しやすいです。私は自分で鏡を見ながらモンチッチ位に切りました。)

さて、主治医の先生からは、抗がん剤一回目より二回目の方が(具合の悪くなる)要領がわかるから過ごしやすいですよ、という話を聞いていたので、今回は余裕だろうと思っていましたら、そんなことは全くなく。
先週末から今日までは、のたうつ様な苦しみでした。
のたうてればまだいいのですが、めまいとひどい吐き気とだるさで、布団の中で目も開けられずグッタリしているしかできませんでした。

寝込みながら見た夢が面白くてね。
夢の中で回転寿司にいき、食べたいお寿司を沢山オーダーするんです。
でもなぜか自分の所にだけお寿司が届かずに、悲しくなって定員さんに泣いて訴える。
という夢。。。
いやー、食べたかったんだろうな、なぜかお寿司。
(抗がん剤治療中は、免疫昨日が減るのでお刺身などの生ものは食べれません。白血球が減ってくると火を通した物だけを食べるようにします。
通常はたくさんの免疫が働き、身体を守っていてくれるんですね。ありがたや。)

吐き気はあっても、身体は何かを食べたいんです。
でも胃腸は動きをピタッととめて、何にも受け付けてくれません。
切ないです。
水だけそっと飲んでしのぎます。
(吐き気止めの薬や抗がん剤の副作用で、胃腸の動きが鈍くなるそうです。ウンチも出ずお腹が張って苦しいので、下剤を処方されています。下剤を飲むとまたお腹が痛い。
(抗がん剤の種類によって副作用は異なります)
こんな時は断食リトリートに参加したつもりでじっくりいきましょう!)

あと辛いのが、臭いです。
嗅覚がとっても冴えてしまい、寝ている部屋から遠くで冷蔵庫を開けたことが臭いでわかります。
家の中に居ても、誰かが吸ったタバコ臭いが道の向こうから届くのがわかります。
お風呂も座布団も、飼っているハルさん(犬)もなんだかみんな臭くて(もちろん自身も)逃れられない臭いに苦しんでいます。笑
(人によっては、味覚障害があるそうです。私は今の所ありません)


そしてトドメがめまいです。
どこでめまいがしてるのか、足なのか、内蔵なのか頭なのか、どこが気持ち悪いのか分からなくなって、脳みその働きが停まってしまいます。
大好きな本が読めず、メールもできません。
(薬の影響で自律神経のバランスが乱れやすくなります。神経の感覚も鈍ったり、手足が痺れたりもします。
私は握っていた物を落としやすくなり、また平衡感覚がなくぶつかったりしやすくなっています)

できるなら、ずーっと眠っていたいな。
眠っている間は、めまいはしないし、お腹は痛くないし、気持ち悪くないものね。

けれども、そう言っていられないのが「ザ・生きる」ということなのでしょう。

具合が悪すぎて、何とか苦しみから逃れたくて、枇杷の葉温灸を前回1クール目から始めてみました。
以前からずっと知っていて気になっていた枇杷の葉温灸。
東城百合子先生の自然療法の本に書いてある、あの枇杷の葉温灸です。
末期ガンの痛みさえ和らぐと聞いていました。

藁にもすがる思いで、自然療法の本に書いてある「あなたと健康社」に電話をして、もぐさセットを送ってもらいました。

(枇杷の葉温灸の方法は、東城百合子先生の本を読みますと詳しく載っております。)

生の枇杷の葉に、布と紙を乗せ、その上から火をつけたもぐさ棒を押し付けてお灸します。
ジワジワゆっくりと温かさと枇杷のエキスが骨まで染み込んでいくのがわかります。

抗がん剤治療中の方は肝臓が弱りやすく解毒しにくくなっています。また、薬の副作用で血管が細くなっているため身体が冷えていますから、足から頭のてっぺんまでよく温めながら温灸し、特に肝臓を念入りにやることで、あの何とも言えない気持ち悪さが嘘のように和らいでくれます。
頭から渦巻いていた薬の副作用が融けて蒸発していくようです。

2クール目も昨日から枇杷の葉温灸しました。
ほんとうに。やった瞬間から魔法のように楽になるんです。
これは言葉にはできない素晴らしいよろこびで涙がでます。

枇杷の葉温灸をした後は腸が動き出し、お腹の張りも和らいで少しだけ食欲が出ます。
そこで食べられそうだったのが唯一お味噌汁でした。少し生姜を利かせたしょっぱいお味噌汁。

あー、日本人でよかったです。
身体中に染み渡りました。
ポカポカ身体があたたまり、生きる力が湧いてくるのがわかります。
(自然療法でも無添加の手作り味噌は身体にとても大切とされています。)

自分のこの身体も自然で、救ってくれた枇杷の葉も、もぐさも炎も、そして癌も、みんな自然です。
こんな素晴らしい経験ができたことも、病気のおかげだなーなんて梅雨の空を見上げながら呟いた今日の日です。

ヨガをしててよかった。
苦しみを経験に還元できます。
自然療法が身近にあってほんとうによかった。
大きな自然に支えられて、私たちが生きてることがよくわかります。

またがんばろう!

◉治療期③はまた次回に。










スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。